赤ちゃんはイツくるの?

妊娠記録です。

ジオンレポート�A 2/2(後編)

 
手術室へ入ると

手術担当助手から名前と名札の照合確認

さっそくストレッチャーへ

横になると

血圧計・心電図計・酸素計など

(正式名称は調査不足ですみません)などいろいろなものが

体に取り付けられていきました

まだ他にもいろいろあったかもしれないですけど

もう、はっきりと憶えてないのでだいたいの情報ですみません

血圧は少し低め

心拍は普通

そこで、また手術担当助手から注意事項



麻酔の後は頭をあげたり振ったりしないこと

移動のときはゆっくり動かすこと

手術自体は10分程度で終了すること


を伝えられました

そしていよいよ手術台へ移動

うつぶせの格好で待ちます

私以外にも手術待ちの患者が数名

私は2番目でした


パーテーションのようなもので仕切られているらしく

(起きれなかったので詳しく見れなかったのよ)

すでに先生は1番目の患者の手術中で先生の声が聞こえてきます

おぉぉちょっと緊張してきたぞ

麻酔担当医師がいよいよ麻酔を行います

ここで、補足説明

麻酔の方法・内容


あなたの麻酔は腰椎麻酔です。

肛門やそのまわりの痛みを除くために、腰から針を刺し、麻酔します。

数分で下肢から会陰部にかけてしびれた感じになり

痛みを感じなくなります。この麻酔は約2〜3時間で効果が薄れてきます。

また麻酔の副作用としては、個人の身体の状態により

血圧低下・悪心嘔吐・呼吸抑制・頭痛・排尿困難などが起こりますが

頻度としては非常に少なく心配いりません。

もし発生した場合には、安静・点滴・鎮静剤・

ステロイド(副腎皮質ホルモン)・針治療などで治します。



「では、今から麻酔をしますね。

腰から麻酔します。

少しチクッと痛みますけど、5分くらいで麻酔が効いてきますからね。」


麻酔医師の予告どおり腰にチクッと針の刺さる痛み

注射や採血などの針が刺さる時の痛みと同じ程度の痛みです

歯医者でする麻酔よりも痛みは少なかったように思います

麻酔が終わるとだんだんとしびれてくるのが感じられました

うつ伏せだったので

背中からお尻にかけては何も感じなかったのですが

下腹部あたりからだんだんと太もも、足と

しびれていくのが分かりました


数分後、手術担当助手から

「それでは、麻酔の効き具合を確認しますね

お尻にちから入れてしめることが出来ますか?」


(???)

「う、動かせません」


「それでは、患部をさわりますよ」

どうやら内痔核(いぼ痔)の部分をさわっている様子

「どうですか?痛みますか?」

「いいえ、触ってる感じはしますが、痛みはありません」

「ここはどうですか?」

「同じです、痛くは無いです」

「分かりました、麻酔が効いてきてますね

いま、かなり強くつねったんですよ」


「ほ、ホントですかぁ?触ってる感じしか無かったですよ」

「それでは、もう少し麻酔効くまで待ちますね」



手術助手から

「それでは、手術がしやすくさせてくださいね

患部が見えるようにおしりが広がるように

テープを貼らせてもらいますね」


「はい」

「頭を右向きにしてください」

「ハイ!」

あわてて下向きから右向きに変えようとしていると

「ゆっくりでいいですよ

あまり動かすと頭痛の原因になりますから…」


「あ、そうでしたね」

手術だというのにあまり緊張感が無く

いつもの調子でいたので

はりきって元気よく頭を動かそうとしていました

別にこんな時にはりきらなくてもいいのですが

なぜか手術中はハイになってたんです

すると、いよいよ前の患者の手術が終わった先生が

私のところに来ました

私はうつ伏せなので分かりませんが

「はい、お待たせしました」

と、いつもの先生の声がすぐそばで聞こえたので

先生がいるのは分かりました

「今、麻酔が効くのを待っています

麻酔が効いたら患部に注射をして手術をしていきますね」


「はい、よろしくお願いします」

助手に指示をする先生

「○○を▲▲」

「はい」

などの声が聞こえます



専門用語なのでいちいち憶えていません

手術室にボイスレコーダー持ち込めたらもっと詳しく書けただろうケド

眼鏡も持ち込めなかったくらいですから…

ボイスレコーダー持ち込まれても

病院側としてもいろいろ困るんだろうなぁ(笑)



思いっきり麻酔が効いているようで

痛みはまったくなし

さわられている感覚はあるのですが

何をされているのかは分かりません

「はい、今1箇所終わりました

あと、2箇所も、注射していきます」


「はい」



そしてときどき

助手の方の

しなもんさん大丈夫ですか?

気分悪くないですか?」


の問いかけが何度かあり

その都度

「いえ、なんとも無いです。大丈夫です」

と返事をしました



「2箇所目が終わりました

あと、1箇所で最後ですから」




先生の指示と助手の返事が聞こえる中

手術中は割と冷静でした

でも、いろんなことがありすぎて

ひとつひとつを記憶するのは無理だったみたいで

もっといろいろなことがあったとは思いますが

大まかなところはこんな感じです
 

「はい、しなもんさん、手術は終わりました

お疲れさまでした」


「ありがとうございました。お世話になりました」



私は今まで、3度ほど手術したことがありますが

うち、1度は交通事故で、意識はあったものの

かなり動揺して朦朧としていたのでおぼろげにしか記憶がありません

残りの2回の手術は全身麻酔・下半身麻酔で

私自身は眠っている間に手術が行われたので

手術中の内容はまったく分かりません



こんなにはっきりとした意識の中で

手術を受けたのははじめてだったので

新鮮でかなり気分も高揚していました



手術前に気分を落ち着かせる薬を服用していたので

いつもよりハイになっていたっていうのもあります



こうして手術自体は10分程度で終了

「じゃあ、ゆっくり上向きになってください。

ゆっくりですよ」


手術台の上でうつぶせ状態からゆっくりと仰向けに体を動かす

横付けされたストレッチャーに移動…

は、体の下に敷いてあるシーツごと

看護士さん2人が

「1、2、3、ハイ」

の掛け声であっというま

私、かなり重いのよ

看護士さんってかなり重労働よね

こんな重たいものかかえさせてごめんなさい

重いものを持ち上げることが痔の原因の一つなのに

看護士さんたちも痔にならなければいいけれど

こんなことを考える余裕がありました



ストレッチャーに移動したら

あれこれつけられていた

血圧計などの計測器が取り外され

病棟看護士へ手術終了の連絡が内線でされている様子



待つこと数分

病棟の看護士さんがお迎えに来ました

手術室へ行くときは歩いていったのに

帰りはストレッチャーに乗せられた状態

これも今までの手術では意識が無い状態でだったので

意識がある状態で病室まで帰るのは

なんだか恥ずかしかったです

入院患者や見舞い客なんかと途中すれ違ったりするので

目を閉じていました



病室へ着くとストレッチャーからベッドへ移動

これも看護士さんが2人で

「よいしょっ」の掛け声で行われました

やっぱ看護士さん大変だぁ

私、重たくってごめんなさい



時刻は3時10分

手術室へいって帰るまで約40分でした



これから3時間は水分が取れないので

何もすることが出来ません

頭も動かしたらいけないし

下半身はしびれて動けないし

ぼぉーっとしていると

眠ってしまいました



3時間後、6時過ぎ看護士さんに起こされました

血圧・脈拍・検温

異常なし

痛み止めと胃薬を服用しなければなりません

明日の朝までは頭を動かすことが出来ないので

準備しておいた500ミリペットボトルのポカリに

初日売店で購入した

肛門手術セットの中の

ストローをさしていただき

看護士さんに薬を飲ませてもらいました

「横向きになるのはいいですよ」

といわれてゆっくり向きを変える

下半身の痺れはかなり取れてきて

ゆっくりとすこ〜しだけ動かすことが出来ました

手術中はおしりの筋肉も動かせなかったけれども

すこーしだけ動かせるようになっていました



点滴は、抗生物質と止血剤の2本



病室では夕食の時間になりご飯が運ばれていました

私は明日の朝まで食べられません

おなか空いたなぁ

食欲はしっかりありました

昨日からおかゆ

今朝はパンのみ

起きているとおなかが減ってることが気になってしょうが無いので

また眠ってしまいました



2時間後の8時過ぎ

再度、血圧・脈拍・検温

異常なし



だんだん尿意をもよおしてきました

ベッドにはりつけ状態なので

ベッド上で尿器を使用しなければなりません



でません

以前全身麻酔で手術した時も

かなり時間かかってやっと排尿できたんですが

今回は

下半身の麻酔がまだかなり効いていて

筋肉はコントロール不能

結局

管を使用しました

今回初めて管を入れられました

以前からいろんな人に「痛い」ものだと聞いてはいましたが

思っていたほどは痛く無かったので安心しました

百聞は一体験にしかず


用を足したらすっきり安心して

またぐっすり眠りました



さて、こうして手術当日の夜はふけていきました



入院3日目のレポートはあす します
 
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